※13 張世傑(?〜1279)、陸秀夫(1236〜79):ともに南宋末期の 重臣で、文天祥とともに南宋における三忠臣(亡宋の三傑)とされる。 伯顔率いる元の軍が都臨安に迫ると、皇帝恭帝(位1274〜76)は元 に降伏するが、宋の滅亡を潔しとしない二人は、先帝度宗(位1264〜 74)の遺児を連れ出して臨安を脱出、南方に逃れ亡命政権を打ち立 てた。しかし、残党を追撃する元軍の猛攻の前に南宋の滅亡は決定 的となり、崖山の戦いにおいて、陸秀夫は自身の妻子を殺した後、 自分も幼帝とともに海に身を投げて自決した。張世傑はなおも逃れて 再起を図るが、船が大風で転覆し没した。 −窓を閉じてお戻り下さい−




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