※1 宋(960〜1279):趙匡胤(太祖:位960〜976)が建国してから、 元のフビライに滅ぼされるまで、約三百年続いた王朝。五代以来の 武断政治を排して文治主義を採用し、軍事・政治・経済の中央集権 化を進めて皇帝専制体制を確立した。対外的には北方民族の侵攻 に苦しみ、1126〜27年の靖康の変では、女真族の金に都開封(河 南省)を占領され、八代皇帝徽宗(位1100〜25)及び九代皇帝欽宗 (位1125〜27)以下三千人が捕虜とされた。欽宗の弟が江南に逃れ 帝位に即き(高宗:位1127〜62)、かろうじて命脈は保ったものの、 金に対しては臣下の礼をとり、毎年莫大な歳貢を贈るなど、屈辱的な 条件での和議を余儀なくされた。史上、靖康の変以前を北宋、以後を 南宋と称して区別する。 −窓を閉じてお戻り下さい−




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